ひろじいべーしっくch 第30回の動画の解説・補足。(0-030)
ここでは、サンプルプログラム「英単語5択」の説明のほか、今後の予定を紹介しています。
プログラム
今回のプログラムはこちら。(公開キー443E4X1、LOAD“N30_ENGLISH5”)
本プログラム、「英単語5択」は、一つの英単語に対し、日本語翻訳された5つの選択肢の中から正しいものを指定されたボタンから選ぶ、全30問の正答率を競う試験の様なゲームです。
![](https://hirogreat.com/wp-content/uploads/2024/12/0-030-02-1024x930.png)
このブログにおいてはなるべく専門用語を使用せずに非常に短く簡潔に説明しています。
一部の内容を省略している箇所があります。
詳細を知りたい方は公式リファレンス等も参照してください。
動作の説明
※ACLS命令の位置が4行目にあり、2行目の画面設定がリセットされています。ゲーム上では特に影響がありませんが、プログラムとしては無駄な記述となっています。詳細は動画内の3分52秒あたりをご覧ください。(ANDから&&への変更の話もあります。)
動画の3分55秒
![](https://hirogreat.com/wp-content/uploads/2024/12/0-030-20-1024x592.png)
以下は、おおまかな動作の説明です。概略図は以下の通りです。
![](https://hirogreat.com/wp-content/uploads/2024/12/0-030-05-550x1024.png)
上記の図の中で「同じダミーが無いかをチェックする」と示す部分のサブルーチン@ONAJIDUMMYの詳細な図がこちらです。
![](https://hirogreat.com/wp-content/uploads/2024/12/0-030-06-1024x835.png)
実行画面
![](https://hirogreat.com/wp-content/uploads/2024/12/0-030-03-1024x538.png)
動画の0分51秒
![](https://hirogreat.com/wp-content/uploads/2024/12/0-030-21-1024x581.png)
改造版
改造版では、DATAの内容を「元素5択」(元素記号から、正しい内容を選ぶ)の118問から30問を出題するとなっています。
そのほか、
・改造前は、変数MAは最大問題数と最大出題数を兼任していたが、これを改造後は変数MAを最大問題数、変数KMを最大出題数としたため、数か所がMAからKMに変更されている。
・出題の並びのシャッフル回数を100回から最大出題数の10倍に変更。
・Rボタンで中断できるようにした。
などがあります。
![](https://hirogreat.com/wp-content/uploads/2024/12/0-030-04-313x1024.png)
動画の8分8秒
![](https://hirogreat.com/wp-content/uploads/2024/12/0-030-22-1024x574.png)
AIでもできる?
動画の9分42秒
![](https://hirogreat.com/wp-content/uploads/2024/12/0-030-23-1024x572.png)
BASICとAIには使い分けがある・・・・・・。
まとめ
1.READ文とDATA文で暗記問題はできるよ。
READ文が実行される度にDATA文の内容を隣へ移行して、変数に読み込みます。読み込む変数は配列にしているので、上書きされることなく配列の添え字で全部管理できます。添え字を変更することで問題文や選択肢を管理しながら表示しているのです。
2.BASICとAIには使い分けがある。
今回の様な絶対に間違えるわけにはいかないような暗記問題のデータは、AIとBASICで比較するとBASICの方がシンプルで明解であるという結論となりました(これは言い過ぎ?)。AIの得意分野は、明解な解答よりも、その統計的な周辺分野の概論を解答として得たい時に効果を発揮するものと思います。例えば「おおざっぱな説明を聞きたい」とか「芸術的な提案」「あるビッグデータの分野ごとの割合を表形式で示す」など使い分けがあると思います。AIで今回の様な5択の問題をさせるには、あらかじめAIに問題と正答のデータを覚えてもらう、すなわちこちらで入力することが必要です。しかも無料版の場合ではAIは忘れることもあるので(記憶容量の問題)手間を考えるとBASICの方がシンプルで明解であるといえます。
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